サポートの終了したOSが、どれくらい危険なのか?を
中心にお伝えいたします。
■セキュリティ情報■
Windows 8.1へのマイクロソフトの公式サポート
2023年1月10日で終了します。
—-サポートが終了したOSの危険度—-
(Windows7) 2020年1月14日サポート終了しました
(Windows8/8.1) 2023年1月10日サポート終了いたします
サポートが終了したOSが危険というのは常識ですが、実際にどのくらい危険なのかまでは知られていません。
そこで、今号ではサポートの終了したOSがどのくらい危険なのかをお伝えします。
修正されない、791件の脆弱性(Windows 7の例)
使い続けると危険な理由は、ウイルスをはじめ
さまざまな攻撃の足がかりとなる脆弱性が見つかっても、修正プログラムが提供されないのです。
では、実際にどれくらいの脆弱性が見つかっているのか?
2020年1月にサポート終了したWindows 7を例に調べてみました。
IPA 独立行政法人情報処理推進機構が運営する
脆弱性検索データベースのJVN iPediaで、2020年2月以降に公表された
Windows 7の脆弱性は791件もあることがわかりました。
8割が「緊急」「重要」以上の高危険度?
同データベースでは、脆弱性の危険度を攻撃者の攻撃しやすさや脆弱性の深刻度など、
さまざまな観点からスコア化し、危険な順に
「緊急」「需要」「警告」「注意」の4段階に分けています。
そのうち最も低い「注意」は皆無。
つまり全部が「警告」以上で、「緊急」「重要」以上のものが631件と、
ほぼ8割に迫ります。
そんなに多くの危険な「穴」が空いたままだということです。
セキュリティ対策ソフトは「攻撃」や「ウイルス」を検知できますが、「穴」をふさいではくれません。サポート終了したOSでの動作を保証していないことがほとんどです。
改めて、サポート終了したOSを使い続けないようご注意ください!
最新のOS、Windows 11では、Windows8.1よりシステム要件が高くなり、
新しいPCへの買換えが必要になることが多いと思われます。
早めの準備をお奨めします。